放課後等デイサービスというものをご存知でしょうか。
これは障がいを持つ就学児童を対象に、放課後や休日、長期休暇中に預かりを行ってくれるサービスです。
障がいを持つ子どものための学童保育とも呼ばれており、預かりだけでなく、自立した社会生活を送れるようになるための療育も行ってくれるのが特徴です。
では実際どのようなことをしてくれるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
一つ目が学習です。
障がいと一口に言っても、子ども一人ひとり抱える問題は異なります。
それぞれの子どもに合わせ、レベルに合わせた学習の補助を行ってくれます。
二つ目に社会性を身につける訓練を行ってくれます。
子供同士のグループワークやゲームを始め、地域のイベントへの参加などの機会も作ってくれます。
障がいを持っていても、幼少期の訓練によって一定の社会性を身につけることが可能なケースは少なくありません。
三つ目に創作活動や運動などがあげられます。
お絵かきや音楽活動、ダンスやスポーツなどを通じ、楽しみながら運動スキルや創造力を養います。
最後に、余暇の提供があります。
子どもにとってリラックス出来る場所があるというのはとても大切なことです。
放課後等デイサービスには、放課後に子どもが安らげる居場所を提供する役割もあります。
自治体や施設ごとに細かい部分ではプログラムやサービスに差異がありますが、基本的には上記の様な療育を行っています。
放課後等デイサービスは子どもに居場所と自立して幸せに生きていくための訓練を提供するだけでなく、家族のケアの負担を軽減できることから、障がいを持つ児童を取り巻く環境の改善への大きな期待が持たれている福祉サービスということができます。